失業認定申告書とは、4週間に1回訪れる失業認定日に「認定を受けるために必要な資料」のこと
現物はコレ↓
失業認定書に記入するポイントは6つ
- 就職、就労、内職、手伝いをした?
- 上記によって収入を得た?(時間と日付)
- 求職活動をした?
- ハローワークなどの公共職業安定所からの仕事紹介に応じられる?
- 就職、自営の予定がある?
- 申告書を提出する日のサイン
目次
1.就職、就労、内職、手伝いをしたか?
どんなことが就職、就労、内職、手伝いになるのか?
- 就職(パート、アルバイト、見習い、試用期間を含む)
- 内職や手伝い
- その他の特別なこと
普通の人なら1か2が一般的。3のその他についても一応目を通してみてくれ
その他の特別なこととは?
- 臨時雇用など、就労(働いた)
- 自営業開始
- 会社員の役員に就任
- 農業・商業等、家業に従事
- 請負・委任による労務提供
- ボランティア活動
kuro
「ア」か「イ」に○をつける
「就職、就労、内職、手伝い」を「ア.したか、イ.してないか」を選択
イ.してないに○をつけた人
収入がないので、2.収入についての記入欄を飛ばして、3.求職活動についてへ
kuro
ア.したに○をつけた人
右のカレンダーに「就職、就労、内職、手伝いなど」をした日付けに「○」か「×」をつけていく
どんな時に○をつける?どんな時に×をつける?
アルバイトなどの就労を「4時間以上した場合は○」「4時間以下した場合は×」
就職、就労したら「○」内職、手伝いしたら「×」
kuro
就職とは?
一定期間継続的に仕事をした場合。週20時間以上のパート・アルバイトをしてしまうと就職扱いになる可能性があるので、働き過ぎに注意
就労とは?
数日のみのアルバイトなどで、単発的に仕事をした場合。1日の労働時間が4時間以上のもの
○をつける場合(就職・就労の場合)
・会社に採用されて就職が決定した(試用期間、研修期間も含まれる)
・自営業を開始した(本格的に準備し始めた日から)
・パート、アルバイト、派遣、日雇い等で仕事をした
内職・手伝いをして収入を得た場合
上記で×を付けて、さらに収入があった場合、申告が必要になる。内職した日ではなく、収入があった日と金額、何日分のものかを申告する
4時間未満でも収入によって減額される場合がある。「失業保険の基本手当日額」と「内職の収入」を足した合計が、離職時賃金日額の80%以内であれば、基本手当日額を満額受け取ることができる
×をつける場合(内職・手伝いの場合)
・自宅などで内職をした
・知り合いの人の仕事を手伝った
内職・手伝いは家庭内での内職や短時間の手伝いなど1日の労働時間が4時間未満のものを指す
※会社設立や業務委託、請負などの事業を開始刷る場合は、その準備に専念し始めた日から基本手当の支給の対象にはならない
kuro
収入についての計算方法

2.収入を得たか?(時間と日付)
- 収入のあった日付
- 収入額
- 何日分の収入か
×をつけた収入分をこの欄に記入する
なぜ「×」の分だけなの?
kuro
「○」をつけるパターンの例
・4時間以上働いた日は、その日の基本手当日額(失業保険)はもらえない(なくなるのではなく、次の日に繰り越されていく)
・就職が決まると、失業保険をもらえる対象ではなくなる
・自営業を本格的に開始すると、失業保険をもらえる対象ではなくなる
週20時間以上働いてもOKのパターン

記入した数字が間違っていると不正受給に繋がる可能性があるので注意

3.求職活動をしたか?
求職活動をした場合
・求職活動方法
・求職活動日
・利用した機関(知人の紹介でも可)
・求職活動内容(企業名と状況を記入する)
(以下例文)
「○○株式会社の紹介を受け○月○日に面接をしました。○月○日に不採用通知」
注意点「事業所名・部署・電話番号」について
あとで、ハローワークから会社へ確認の連絡が入ることもある。不正がないように気をつけよう
求職活動しなかった場合
活動をしなかった場合、理由があっても、なくても、「前回の認定日~今回の認定日まで」の失業保険はもらえない
例えば「病気やケガ」という理由を記入したとしても、失業保険を受給できる理由である「いつでも就職できる健康状態の人」に該当しなくなる。だから失業保険はもらえない。
失業保険は(360日以内に○○日分の基本手当日額をもらう)という仕組みなので、今回もらえなかったとしても、次回の認定日までに、2回以上の求職活動をすればまた受給できる
求職活動実績について
- 求人へ応募する
- ハローワーク・船員雇用促進センターが行う職業相談、職業紹介
- ハローワーク・船員雇用促進センターが行う各種講習・セミナー受講
- 許可・届出のある民間事業者(民間職業紹介事業者、労働派遣事業者)が行う職業相談・職業紹介など
- 許可・届出のある民間事業者(民間職業紹介事業者、労働派遣事業者)が行う求職活動方法等を指導する
- 公的機関等(独立行政法人、高齢・障害・求職者雇用支援機構、地方自治体、求人情報提供会社、新聞社等)が行う職業相談など
- 公的機関等(独立行政法人、高齢・障害・求職者雇用支援機構、地方自治体、求人情報提供会社、新聞社等)が行う各種講習・セミナー・個人相談ができる企業説明会等の受講、参加等
- 再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験の受験等
4つにまとめると
- 職業相談をする
- 職業紹介を受ける
- セミナー受講
- 試験
むずかしく書いたが「ハローワーク」や「求職活動として認められる団体」で活動をすればいいだけ。リクナビやマイナビなど転職サービスも利用可能。第三者が見て活動したというのがわかればOK
民間の転職サイトなどの利用でも、活動実績になる。もしも民間の転職サイトを利用する際は、求職活動実績になるのかを確認しよう

求職活動実績は余裕をもってやろう
失業認定日の直前に求職活動を稼ごうと思っても、面接の予定を入れていたが都合が悪くなっていけない。狙っていたセミナーが定員オーバーで受講できない。など、急な変更が考えられる。そんなことが無いように求職活動実績は余裕を持ってつけよう
4.ハローワークなどの公共職業安定所からの仕事紹介に応じられるのか?
基本的には「応じられる」に〇をつける
「応じられない」に〇を付けた場合は、理由を以下の該当するものから選び(ア)~(オ)の記号に〇をつける
- (ア)病気やケガなど健康上の理由
- (イ)結婚準備、妊娠、育児など、個人的または家庭的事情のため
- (ウ)就職や就職予定があるため
- (エ)自営業を開始したまたは自営業の開始予定があるため
- (オ)その他
「その他」に〇をつけると理由を聞かれる。詳しく説明できるように準備をしておこう
失業保険をもらいきったのでアドバイスを送る「今までの求職回数やもらった金額など」

5.就職、自営の予定があるのか?
就職、自営の予定がある人は
- 開始日の日付
- 就職、自営する場所の名前と住所
これらを記入する。予定がない場合は何も書かなくてOK!
6.申告書を提出する日のサイン
⑥の部分に「日付、名前、支給番号」を記入する
支給番号はどこに書いてあるのか?
雇用保険受給資格者証の左上にある番号のこと
失業認定申告書の記入ミスはどうする?「対処法」

次回の失業認定日を確認しよう
左下に次の失業認定日が書いてある。忘れないように確認しておこう
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その他に気になる事
記入ミスについて
基本的には、以下の画像のように間違った部分を斜線で消して、余白に書き直すでOK。そして訂正印として印鑑が必要になる。失業認定日当日の持ち物では印鑑が必要なのだが、主に訂正印として使う
あまりにもたくさん間違えてしまったり、訂正に不安がある人は、失業認定日にそのまま持って行き、ハローワークの職員に、どうしたらいいのか?直接聞こう。認定日当日でも対応してくれる
失業認定日って何するの?当日の流れ、スケジュールについて

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