失業保険をもらえる金額は人それぞれ
- 失業保険がもらえる日数(所定給付日数)
- 1日当たりにもらえる金額(基本手当日額)
この2つが多ければ多いほど、たくさんの失業保険をもらうことができる
kuro
ではどうすれば「①所定給付日数」と「②基本手当日額の金額」を上げることができるのか?
それは
- 年齢
- 会社の辞め方
- 離職した日からさかのぼって、過去180日間(6ヶ月間)の給料の合計額
主にこの3つによって変わってくる。今回は失業保険がもらえる最高金額はいくらなのか?をご紹介する
目次
年齢
もらえる金額が変わる年齢の区切りを5段階にしてみた(大体の伏し目の年齢なので実際はもっと細かい条件がある)
- ~29歳まで
- 30歳~44歳
- 45歳~59歳
- 60歳~64歳
- 65歳~
この5つの段階の中に更に「基本手当日額の給付率」というものがある。以下は「3の45歳~59歳」の人が辞めた場合の基本手当日額の給付率。
基本手当日額の給付率の上限金額は決まっている→45歳~59歳の、基本手当日額の上限は最大で「8205円まで」
離職時賃金日額 | 基本手当日額の給付率 |
2289円以下 | 81%以上 |
2290~4579円 | 80% |
4580~11610円 | 50~80% |
11611~15550円 | 50% |
15551円以上 | 49%以下 |
kuro
会社の辞め方
最大の金額がもらえる年齢45歳~59歳の人という条件に加え、会社の辞め方がある
会社の辞め方は2つがある
- 自己都合
- 会社都合
「2の会社都合」だともらえる日数が大幅に増える
会社都合で辞めた人を特定受給資格者という→特定受給資格者の所定給付日数
・45歳~59歳の人
・会社都合で辞めた
この条件に加え、辞めた会社の「勤続年数が20年以上」だと「給付制限日数が330日」になる
給付制限日数が最も多くなる条件は
(①45歳~59歳の人)
+
(②会社都合で辞めた)
+
(③勤続年数が20年以上)
↓
(給付制限日数が最大の330日もらえる)
という結果になる
離職した日から「過去180日分の月給」(ボーナスはカウントしない)が高ければ高いほど多くもらえる
過去6ヶ月分の給料合計額から基本手当日額が計算される。
「過去6ヶ月の月給(賞与なし)÷180日(6ヶ月)=離職時賃金日額」
離職時賃金日額を100%とするとそのうちの何%かが出る。
kuro
離職時賃金日額の数字が
- 高いと「比率が50%よりの金額になる」
- 低いと「比率が80%よりの金額になる」
これらをもとに、基本手当日額(失業保険の1日当たりにもらえる金額)が決まる
最大の基本手当日額の金額は?
どんなに年収が高くても、基本手当日額の最大上限は「8205円」
これらを元に、失業保険でもらえる最大の金額を計算してみる(2018年時点の場合)
- 失業保険で最大の所定給付日数は「330日」
- 基本手当日額の最大金額は「8205円」
所定給付日数330日 × 基本手当8205円=2、707、650円
失業保険を利用する人で、一番もらえる人の金額は最高で約270万円もらうことができる
障害者、就職困難者について
実は「障害者、就職困難者」の場合が一番所定給付日数が多い。その日数はなんと「360日」
しかも
- 1年以上勤めていればOK
- 障害者、就職困難者であること
この2つの条件さえあれば、最大で360日間、失業保険をもらうことができる
kuro
最も失業保険をもらえないパターン
- 自己都合で辞めた人
- 収入が少ない人
一番少ない基本手当日額は2289円。収入金額が少ないと、年齢がいくつであっても2289円になる場合はある。そして一番短い所定給付日数は「90日」
2289円 × 90日 = 206、010円
失業保険を利用する人で、一番もらえない人の金額は約20万円
俺がもらった失業保険の金額は??

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