国民健康保険料って払わなければいけないの?

健康保険はケガや病気をした時に使える保険のこと

病院に行ったとき、保険証を求められるが

健康保険に加入すると、保険証がもらえて健康保険を使えるようになる

 

 

仕事をしていた頃は、会社の健康保険に加入しているのが

もし退職してしまったらどうすればいいと思う?

「月々お金を払うのがイヤだから健康保険は払わない」

そう思った人はしっかり読んでみるといい

支払う場合もあれば免除される場合もあるからだ

 

 

健康保険には3つある

1.無職やフリーターの人は、市町村役場にいって自分で手続きを行う「国民健康保険」

2.前職の企業が入っていた健康保険を継続する「健康保険の任意継続」

3.親族が加入する社会保険の被扶養者になる「被扶養者異動届」

 

 

1.国民健康保険

国民健康保険は市町村が運営している

加入や脱退などの手続きは住所登録のある市町村役場でおこなう

保険料の計算方法は、住んでいる場所によってちょっと違う

 

 

国民健康保険を使用する場合は

退職した次の日以降に、自分の住んでいる市町村役場で手続きができる

「退職日が確認できる書類」が必要な場合があるから忘れないように

 

退職日が確認できる書類

・社会保険の資格喪失証明書

・雇用保険の離職票

 

 

2.健康保険の任意継続

仕事をしているときは

「企業の健康保険」に加入している

 

 

企業の健康保険には2種類ある

・全国健康保険協会という団体が運営している「協会けんぽ」

・常時700人以上の従業員が働いている企業が、独自で健保組合を設立した「健康保険組合」

大企業は人が多いから、独自で健康保険組合を作ることができる

 

 

もっと簡単に言うと

・中小企業は協会けんぽ

・大企業は健康保険組合

このように思ってくれれば良い

退職するときに、「どの健康保険団体なのか?」を確認しよう

 

 

任意継続の注意点

健康保険組合に任意継続を希望する場合は組合へ申請しなければいけない

任意継続の手続きは退職日から20日以内」に行わなければ継続できなくなるから注意が必要

国民健康保険 前職の健康保険継続
加入条件 他の保険制度に属さない人すべて ・2ヶ月以上社会保険に加入していた
・退職後20日以内に申請
加入期間 条件を満たす限りずっと 2年間
脱退条件 他の保険制度に加入したとき ・加入後2年が経過したとき
・1日でも滞納したとき
・就職して社会保険に加入したとき
手続き場所 各市区町村役場 協会けんぽ各都道府県支部、又は各健康保険組合
手続き書類 社会保険の資格喪失証明書 資格取得申出書
保険料計算 市区町村により異なる 都道府県により異なる、又は各健康保険組合により異なる

 

 

 

3.被扶養者異動届

子供の頃は、親の健康保険の扶養者になっている人がほとんどだと思う

扶養者になれば、健康保険を使うことができる

もし条件に当てはまる人は扶養にするといい

 

扶養者になるための2つの条件

「扶養者になれる範囲」と「収入の条件」がある

 

扶養者になれる範囲

 

1. 同居していても、別居していても、関係なく被扶養者となる人

・配偶者(内縁関係であっても可)

・子(養子でも可)、孫、弟、妹

・父母や祖父母といった直系尊属(尊属とは、父母と同列か、父母よりも目上の血族をいう)

 

2. 同居が条件となる人

・兄、姉や、叔父・叔母といった3親等内の親族

・内縁関係の配偶者の父母や子

 

ただし、次に当てはまる場合は、一時的な別居ですので、同居しているものとなる

・病気で入院している場合
・施設などに入所している場合
・転任に伴い新任地における住宅事情のため2~3ヶ月別居している場合

 

 

収入の条件

1. 同居している場合

年間収入が130万円未満であって、被保険者の年間収入の半分未満の場合

 

 

例外として

60歳以上であったり、障害厚生年金に当てはまるほどの障害がある人の場合は「180万円未満」と金額が緩和される

 

 

仮に被保険者の年間収入の半分よりも収入が多くても

130万円未満で、被保険者の収入を上回らない場合は被扶養者になれる

 

 

 

2. 同居していない場合

年間収入が130万円未満で

被保険者から受け取っている援助(仕送りなど)の合計額よりも、年間収入が少ない場合は、被扶養者に当てはまる

 

 

国民健康保険料の金額

国民健康保険料は

・所得割(去年の所得によって決まる金額)

・均等割(どんな人にもかかってくる金額)

この2つで金額が決まる

 

 

それぞれの均等割額の確認方法

続いて、それぞれの「均等割額」は、どこで調べるのか?

自分が住んでいる市町村役場のホームページで確認することができる

 

 

次はもっと細かく内訳を見てみる

 

国民健康保険料の内訳

国民健康保険料 = 医療分保険料 + 支援分保険料 + 介護分保険料

介護分保険料は40歳~64歳までの方が負担することになっている

 

 

この医療分保険料、支援分保険料、介護分保険料

それぞれ「所得割」「均等割」で構成されている

(市町村によっては所得割、均等割の他に「平等割」がある)

 

 

医療分保険料 = 所得割 + 均等割

支援分保険料 = 所得割 + 均等割

介護分保険料 = 所得割 + 均等割

 

これをそれぞれの項目ごとに計算して合計することで国民健康保険料の金額がわかる

 

 

払いたくないという人は・・・

無職だし、家からなるべく外出しなければ、大丈夫!!

ケガもしないように気をつけるし、体調管理をしっかりして健康保険料の節約をしよう

と思う人、気持ちもわからないでもないが

日本に住んでいる限りは必ずどれかの健康保険に加入しなければならない

 

 

仮に会社を退職して国民健康保険の加入義務が発生した場合

「国民健康保険の加入手続きをしなければバレないのでは?」と思うが実は強制的に加入させられている

加入しているということは当然お金も発生するし、滞納すれば処分も受けてしまう

 

 

日本では無保険者という存在を認めていません(国民皆保険制度)

いずれの保険にも属していない人(手続きをしていない人)がいたとしても

その人は自動的に以前の保険を脱退した日までさかのぼって国保に加入させられている

そして同様に保険料もさかのぼって請求される

要するに加入したくないからしないというのは通用しない

それが国民健康保険だ

 

 

 

請求例

・1月末で退職

・2月の間は無職

・3月1日から就職決定

 

 

この場合の健康保険の支払いについて

・2月の間は健康保険に未加入

・3月1日からは就職した先の健康保険に加入する

 

 

手続きをしていなくても、2月は国民健康保険に強制加入させられている

2月は無職だったなら、国民健康保険を払わなければいけない

3月からは会社の健康保険になる

 

 

支払わないと・・・

無視をすると、延滞金を取られたり、財産が差し押さえられることもある

 

延滞金は納付期限の翌日から発生する

 

延滞金は「滞納金額×延滞金利率×滞納日数÷365日」の金額になる

延滞金の%はそれぞれの団体によって違う

 

免除される場合

・災害や病気などにより生活が苦しい

・前年より大幅に所得が減った場合

・倒産などにより解雇された

このような時、保険料の全部、または一部が免除される

 

 

申請手続きは各市区町村役場で行うが認可が降りるには審査がある

納付が困難な場合は相談してみるといい

 

 

所得が一定金額以下になった場合

市町村によって減額方法・減額割合は違うが

一般的には去年の世帯所得の水準と世帯内の加入者数(世帯主を除く)によって

減額割合が7割・5割・2割という段階で軽減される

 

 

例えば

・前年の世帯所得が80万円

・加入者数が2名の場合

保険料の中の均等割額(加入者数によってかかる額)が5割軽減されるといった感じになる

もっと詳しく知りたい人は住まいの市町村役場に聞いてみるといい

 

 

倒産などにより解雇された

平成22年4月より、会社都合で解雇された方、特定受給資格者特理由離職者については保険料が減額される

 

 

全国で「一番高い街」と「一番低い街」を比較してみた(年収400万円、単身、介護保険未加入)の場合

順位 都道府県 市(区) 年間保険料 最安市との差額 年収割合
高い 1位 広島県 広島市 636,735円 +345,015円 15.9%
2位 兵庫県 神戸市 593,697円 +301,977円 14.8%
3位 北海道 函館市 574,067円 +282,347円 14.4%
4位 大阪府 東大阪市 552,515円 +260,795円 13.8%
5位 山形県 山形市 531,155円 +239,435円 13.3%
参考
大阪府 大阪市 471,454円 +179,825円 11.8%
愛知県 名古屋市 435,581円 +143,861円 10.9%
神奈川県 横浜市 423,501円 +131,781円 10.6%
東京都 23区 354,049円 +62,329円 8.9%
安い
5位 神奈川県 平塚市 323,805円 +32,085円 8.1%
4位 愛知県 春日井市 321,730円 +30,010円 8.0%
3位 神奈川県 相模原市 313,900円 +22,180円 7.8%
2位 愛知県 豊田市 294,280円 +2,5600円 7.4%
1位 静岡県 富士市 291,720円 ±0円 7.3%

※国民健康保険料の算出では「特定世帯」「資産割」「移行期間」が反映されるが、この表では未反映

 

国民健康保険料には所得割と均等割があるので

年収が違うと少し変動がある

この表では年収400万円を基準にしている

 

 

一番高い街の年間健康保険料が636,735円

一番安い街の年間健康保険料が291,720円

年間でその差345,015円違う

 

 

国民健康保険料は所得税や住民税とは違い

扶養控除や社会保険料控除が認められない

しかも扶養人数が多いほど高くなり

40歳になると介護保険料も支払わなければならないので

保険料が高い街になると

年収の20%以上が国民健康保険料となる街もある

 

 

全国でこれだけの違いがある

この表を見て自分健康保険料が高いのか安いのかを判断してみてくれ

 

 

まとめ

・無職でも、どれかの健康保険に加入しなければいけない(国民健康保険に強制加入)

・国民健康保険料の金額の決まり方は、去年の年収(所得割)+ だれでも払う金額(均等割)によって決まる

・国民健康保険料の金額は、年収、住んでいる場所によって違ってくる

・働いている時は会社が加入している健康保険に従業員は加入している

・病気・ケガ・所得が少ない人は、納付が苦しい時は市町村役場に相談してみるといい

 

 

職は失ってもいいが健康は失ってはいけない

万が一の事を考えたら、健康保険は大切な制度だ

無職は計画的に!

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